寺岡医師の論文が、「乳癌の臨床」賞 優秀賞を受賞しました
乳腺甲状腺外科の寺岡恵医師の論文が、第17回「乳癌の臨床」賞優秀賞を受賞しました。
受賞の言葉、論文抄録、編集委員による寸評が、篠原出版新社発行「乳癌の臨床」Vol.38 No.2 2023に掲載されています。
ぜひご覧ください。
第17回「乳癌の臨床」賞 優秀賞
転移・再発乳癌における無症候性脳転移スクリーニングの臨床的意義に関する検討
-単施設後ろ向きコホート研究-
受賞の言葉(一部抜粋)
この度は「乳癌の臨床」賞優秀賞をいただき大変光栄に存じます。御指導頂きました査読の先生方、御評価頂きました編集委員会の先生方に感謝申し上げます。
本研究では全生存期間において無症候性発見の優位性はみられませんでしたが、全身状態のよい時期での脳転移発見は予後に寄与する可能性を残す結果となりました。癌臨床におけるAdvance Care Planning(ACP)を実践することにおいても予期せぬ急変を減らすことは重要であると考えております。
またsubtype別経過に関しても本研究で直に感じることができたのは大きな収穫でした。今後さらなる新規薬物療法の登場で、また新しい脳転移治療の局面を迎えることになるだろうと思い、期待しております。