放射線技術部には診療放射線技師が在籍し、マンモグラフィ・超音波検査による乳がん検診から、CT、MR-PET等による精密検査、放射線治療まで、予防・診断・治療と多岐にわたる業務に携わっています。
マンモグラフィや超音波による画像診断は乳がんの早期発見に大きな役割を果たし、近年は非浸潤がんといわれる超早期がんや手に触れるようなしこりのない乳がんの発見も可能になりました。
乳がんは早期発見により、術後の予後やQOLが大きく向上します。画像による早期がんの発見には、熟練した技師の手技・判断と医師の確かな診断が必要とされます。そのために医師・看護師・薬剤師など多職種と共にカンファレンスや毎月の症例検討会、ミーティング、研究発表、学会発表などに参加し、チーム医療の実践と部内での研鑽に努めています。
検査件数(2021年)
外来
マンモグラフィ |
23,554件 |
超音波検査 |
25,786件 |
CT
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6,333件
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RI
|
4,039件
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(骨シンチグラフィ) |
(3,165件) |
骨密度検査
|
2,016件
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一般撮影
|
2,205件
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PET-MRI |
914件 |
MRI |
386件 |
検診(人間ドック ウェルライフ)
胸部レントゲン |
7,356件 |
マンモグラフィ |
7,067件 |
超音波検査 |
10,964件 |
(乳腺超音波検査) |
(4,932件) |
胃透視 |
1,336件 |
骨密度検査 |
2,567件 |
検診車
マンモグラフィ単独 |
8,916件 |
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超音波単独 |
2,347件 |
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マンモグラフィ・超音波併用 |
13,882件 |
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放射線治療
放射線治療実施人数 |
497人 |
乳がん術後照射 |
368人 |
緩和照射 |
54人 |
前立腺がん |
72人 |
スタッフ(2022年4月現在)
認定技師(2022年4月現在)
- 検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 23名
- 日本乳がん検診精度管理中央機構乳房超音波検査実施技師 15名
- 超音波検査士 2名
- 肺がんCT検診認定技師 2名
- X線CT認定技師 1名
- 日本核医学専門技師 2名
- 放射線治療専門 放射線技師 3名
- 放射線治療品質管理士 2名
- 日本磁気共鳴専門技術者認定 1名
- 第1種放射線取扱主任者 2名
使用機器(2022年4月現在)
- マンモグラフィ撮影装置 9台(トモシンセシス6台)
- 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引装置 3台(MRI対応1台)
- 超音波断層診断装置 19台
- 放射線治療装置 2台
- MR-PET
- CT 2台(1台は放射線治療兼用)
- 核医学診断装置 2台
- 消化管撮影装置
- Cアーム撮影装置
- ポータブル撮影装置
- 骨塩定量測定装置 2台
- 一般撮影装置 3台